立春大吉
「立春大吉」のお札がよくお寺や神社の手水舎の柱に貼ってあって、
その言葉に見通しのよい明るさを感じていたけれど、
立春の朝に「立春大吉」と墨で書いて一年間柱に貼るのは、
災難にあわないようにというおまじないだと知ったのは最近のこと。
今日は節分。豆まきをして鬼を祓って明日にそなえよう。
節分の夕暮れ柊に鰯の頭を刺したものを戸口に立てかける同じく
鬼を祓う風習は、わたしの住む下町ではまだちらほらと見かける
ことがあって、嬉しくなる。
「立春大吉」にも鬼を祓う(惑わせる?)意味もあるみたいだけれど、
こちらは読んでもよくわからない。楽しいけれど。
「立春大吉」の文字は、縦書きすると左右対称になり、
表から読んでも裏から読んでも同じになるので、
「鬼が立春大吉の札の貼ってある家の門を入って、
ふと後ろを振り返ると、その札は、裏から読んでも同じように
立春大吉と書いてあるので、鬼は、まだここには入っていなかったな
と思ってしまい、門から出て行ってしまう。」と考えたとか。
ん?そうしたら、鬼は道に出て、それからどうするんだろう。
いや、こういうことはあんまり突き詰めるとよくないのだろうなあ。
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そうか、わかった!
こういう話は鬼が門から出て行ったところで「完」幕下りる、
そして拍手と笑顔でよかったよかった、となるのだな、きっと!
by rika_okubo3
| 2012-02-03 15:31
| ごあいさつ